いつか、忘れてしまうから。

感じたことを"エモい"で片付けるのやめた

おはようの音

音が聞こえた
目が覚めた
朝の訪れの音か
工事の音だ
真横でやってる
自分の部屋で作業してるのかってくらい鮮明に
目がさめる直前自分が釘を打ってる夢を見た
目がさめて直後夢だったことと夢の理由がわかった
工事の人たちは大変だ
俺が起きる前から現場に来て釘を打ってる
そして俺を起こす
だけど健康的な時間に起こしてくれるからありがたいと思うようにしている
目がさめたのが午後だったりすると1日四肢が重たくて動かない

音が聞こえた
トラックがバックする音だ
うちの近所は狭い道が入り組んでいてトラックが出入りするのがいかに大変か免許を持っていない俺でもわかる
きっと運転手は舌打ちをしただろう

どんな場所に家建ててんだ

って
隣のアパートはかなり出来上がってきている
綺麗だしえんじ色と白の色使いはセンスがあると思う
だけど玄関灯をつけたまま工事の人たちが帰るのは許せない
俺の部屋の窓は明るいオレンジの光を面積いっぱいに吸いこむ
夜は窓と逆を向いて寝る
だけどそっちは身体の感覚的に落ち着かないから結局布団をかぶって窓側を向く
暑くてなかなか寝つけない
寝られたと思ったら
また
音が聞こえた
朝の訪れの音
朝だ。